「メルカリします!」
先月末ツイッターのフォロワーさんが「メルカリで初めての購入通知に感謝(初売上)」のつぶやきを見て、ついうっかり小生も「メルカリします!」とリプしてしまいました。約束を守るべく期限をクリスマスまでにと決めメルカリに挑戦しました。どうもモノを売るというのは苦手なのですが・・・
本記事は、やっている人は誰もが簡単にできると言う『メルカリ』に対して、頭で考え過ぎ、ちっとも行動が伴わない傾向がある ”さきち” のメルカリ実践記を共有します。
結論は、メルカリは物販を学ぶのにとても良い実践の場、です。最もリスクのないシンプルで無難な方法を選びつつ、ものすごく面倒くさい感じで進めていく雰囲気をお楽しみ下さい^^;
―目次―
|『メルカリ』の全体像を把握する
何事も先が見えないと「不安」になる、さきちです。
小生の様な人間は「簡単にできる」という言葉に疑問を抱き、「メルカリ」とは言えすぐに出品してみる様なことはせず、先ずは事前に全体像を把握することに努めました。
こんな時に役に立つのがYoutube動画。Youtubeサイト内で「メルカリ」と検索して出てきた、下記の2つの動画を参考に全体像を学びました。
from Youtubeチャンネル「メルカリのりり」
いずれの動画も分かりやすくまとまっており、確かにうっかり簡単なイメージを抱いきそうになります。この動画の学びをOUTPUTして整理するとざっくりこんな感じになります。
- ステップ1:モノを調達
- ステップ2:値付け戦略
- ステップ3:メルカリ出品
- ステップ4:梱包・発送
【注】メルカリのアプリの登録はステップから省略
▶ステップ1:モノを調達
モノの調達方法は大きく二つに分かれます。最近は断捨離等で「家庭内にある不用品を処分したい」という理由でメルカリを始める人も多いようです。小生も今回は家庭内で見つけ出した不用品を商品とすることに。よって仕入れ価格は0円です。
▶ステップ2:値付け戦略
- マーケティング
- メルカリ実績調査
初めての人にとって最初の難所『値付け』をするステップと思います。今回不用品とは言え、最終的に赤字になってはモチベーションが下がります(捨てた方がよかったとならない様に・・・)。ただ、今回は初めてなのであくまでも「物販を実践で学ぶ」ということに大きな価値を置いてます。
利益は“売値-メルカリ手数料(10%)-仕入値-発送料-梱包資材-手間賃(人件費)”
- 利益を0以上とするには
- 売値-メルカリ手数料(10%)-仕入れ値-送料-梱包資材費-手間賃(人件費)>0
- 売値>メルカリ手数料(10%)+仕入れ値+送料+梱包資材費+手間賃(人件費)
- 仕入れ値は不用品なので、0
- 手間賃(人件費)は、愛さえあれば “プライスレス”
- とすると
- 売値>メルカリ手数料(10%)+送料+梱包資材費
要するに不用品を対象とした時の値付けでは『送料と梱包資材費』がいくらになるか?を事前に押えておく事が大事ということです。
▶ステップ3:メルカリ出品
- 写真を撮影する
- 商品を説明する(文字)
これに関しては、メルカリのアプリに従い、アカウントの「ホーム」画面⇒「出品」画面にいき、先に紹介した動画を見て頂けば基本的に問題ないと思います。
一つポイントを挙げるとしたら「商品の説明」等、出品(の登録作業)時に入力が必要となる内容があるので、事前にOUTPUTして(書き出して)準備しておいた方がよいと考えます。
メルカリのシステムは便利にできていて、カメラで商品を撮影した時にAI(人口知能)により自動で判断し記載される箇所もあります。自分で記載が必要な項目をピックアップし、エクセル表等を用いて事前に書き出し準備しておくと便利です。
<出品の登録作業時に記載する商品の情報>
- カテゴリ―(概ね自動で判断)
- ブランド(検索で設定)
- 商品の状態(選択)
- 商品名と説明(記入)
- 発送料の負担(選択)
- 発送の方法(選択)
- 発送元の地域(県、選択)
- 発送までの日数(選択)
- 価格(記入、参考価格の表示あり)
以下ざっくばらんにポイントを挙げておきます
- 商品の状態(選択):後々揉めないように、うそいつわりない正確な状態を選択するべし
- 商品名と説明(記入):商品説明に記載するといい文言(パターン)を作ると便利。例:「ご覧いただきありがとうございます!」「送料無料」「即購入OK」「商品の状態や思い入れ」等
- 発送料の負担(選択):送料込み(出品者負担)、この方が売れやすいとのこと
⇒送料が引かれることを見込んだ売値にしておくことがとても大事です - 発送までの日数(選択):1~2日で発送、これが一番売れるとのこと
⇒すぐに発送できる準備、発送方法の決定と必要な梱包資材準備等、を出品前にしておくことがとても大事です(初めての場合は特に)
▶ステップ4:梱包・発送
- 過剰でない梱包
- 適切な発送方法
ここは百聞は一見に如かず、動画で上手に説明されているので参照してもらえばいいと思います。初心者にとって安心安全の最大の利点は
- 宛先記入が不要
- 匿名配送
で発送できることです。「メルカリ」の素晴らしいシステムの一つですね。
以下ざっくばらんにポイントを挙げておきます
- 梱包に関しては過剰である必要はないこと。資材コスト、また送り先で開封の手間や不要なゴミが増えない様に適切な梱包が望ましい。
- 送料は基本的にサイズが大きかったり重かったりすれば高くつきます。梱包や送料で負荷がかかりにくい「小さくて軽いモノ」がはじめ一歩としての商品にオススメと考えます。
- 発送方法もローソンや郵便局やヤマトやいろいろな方法が選択できますが、自分にあった方法に的を絞るといいと思います。小生はローソンが近くにあるので、ローソンから発送できる方法(ゆうゆうメルカリ便)だけにターゲットを絞りました。多少の値段の違いは気にせず「自分にとってやりやすい、分かりやすい」を基準に選ぶのが良いと思います。
何にせよ「はじめの一歩」はハードルを最小に下げて簡単化し「経験を積むこと」を何よりも大切にしたいですね。
|『メルカリ』を始めるあたって下準備
よい収穫物を得るためには、畑は事前に耕すもの
何事も自分がやりやすくするには「地ならし」をすることが大切です。今回、上述の全体像を確認した上で必要と判断した下準備は以下の通り。
- 発送方法の選定(送料の確認、送付できる大きさの把握)
⇒ 配送方法 早わかり表 - 梱包資材の準備(100円ショップ等で下調べ、購入)
- 最寄りのローソン調査(動画でみたロッピーやスマリボックスの有無)
- 出品時の記載事項の下書き準備(エクセルファイルでリスト化)
- 目的の再認識、メルカリで初売上までの道のりを体験すること
以下ざっくばらんにポイントを挙げておきます。
- 収益的(儲け/利益)な観点から、出品前に『梱包方法・発送方法』を決めておくことが大事。そのために実際の自分の周りの環境内でどういった流れで実現できるかイメージ(シミュレーション)をしておくことが大切です。
- また、出品時の作業を滞りなく速やかに遂行するべく、出品時に記載する内容を書き出しておくと便利です
- 更には、発送を1~2日以内に実施するべく、梱包材をきっちり事前に購入し準備しておくこと便利です
逆に言えば、アプリで出品する作業は、これらの下準備ができていれば、大した作業ではありません。簡単にできるという人に限ってアプリの使い方や出品の手順だけを焦点にしている感じが少し気になります。事前の準備をきっちりして、滞りなくメルカリの最初の一歩(0⇒1ステージ)を踏み出せるようにしたいですね。
事前準備をきっちりすると次のステージ(1⇒10ステージ等)で役に立ちます。一度一通りの体験をし0⇒1ステージに上がることにより見える景色が変わってくると「もっと安く、もっと効率的にやるためには」と考えは深まるものです。
- ああすれば、梱包資材費を安くできるのでは?
- こうすれば、送料のコストダウンができるのでは?
- こんな工夫で、取り扱い品を増やせそう?
- 次回は何を売ろうか?
- 大きいモノを売る時には何がポイントか?
- どうすればもっと高値で売れるか?
- どんな説明文を載せるとお客は買いたくなるか?
- どうすればお客様から信頼を得られるか?
- せどりもいけちゃうなか?
走馬灯の様に次から次へと浮かぶアイデアに対して、やり方を記録しておけば、何をどう変えればいいのか視覚化されるので、建設的な考察や深掘りがしやすくなります。頻度が低い様なことであればなおさら記録することが大切です。
人は忘れる生き物、脳のキャパシティも小さいので、脳の記憶に頼らず、書き出しておくことは必須です。書き出しておくことで、再現性ある、建設的な物事の進め方ができ、作業負荷改善や高収益化につながっていくと考えます。
|『メルカリ』を実践してみて
<今回の実績>
- 出品した商品:バス釣り用のルアー
- 売値:980円
- 利益:442円
内訳、売値:980円、送料:375円、梱包材:65円、メルカリ手数料10%:98円
実際には事前に学んで臨んだにもかかわらず、認識できていなかった2つの壁にぶつかりました
- 出品したモノがなかなか売れない
- 「コメント」対応(出品してすぐにコメントあり)
▶出品したモノがなかなか売れない
12月の頭からYoutubeで学び準備を進め最初の出品に辿り着いたのが12月12日。閲覧はされ、いいねもいくつかありましたが購入される気配がないので、12月18日に10%程値下げをしました。数日様子をみましたが売れる気配がないので
「やばい、これではクリスマスに間に合わない」
と判断し12月22日に追加の商品を出品(少し種類の違うルアー)しました。幸い2回目に出品したモノが4時間位で購入が決まりました。
▶コメント対応(出品してすぐにコメントあり)
2回目に出品した商品には、出品してすぐに「コメント」が届きました。
「発送を箱にしてもらえますか?それができれば購入します」
正直悩みました。もともとの「値付け戦略」では、梱包をエアキャップ付きの封筒とし送料を200円(ゆうゆうメルカリ便 ゆうパケット)で見込んでいましたが、箱となるとゆうゆうメルカリ便 ゆうパケットプラスとなり、送料が375円+専用の箱代が65円、併せて440円となり減益です。更には発送方法をローソンでのスマリボックスを想定していたがそれは通用しなくなり、その部分の予習も必要となります。それでも
「クリスマスまでに何とか間に合わせなければ」
の一心で、箱にて発送することでコメントに返信の回答し、郵便局から発送する方法をすぐにYoutubeで学びました。
追加で観たYoutube動画は以下です。
この動画も分かりやすかったです。
結果として、その日の内に購入決定して頂き、支払い手続きも速やかに実施してもらえました。
動画の見よう見まねで、商品を梱包、QRコードを表示までを自宅で準備し、郵便局での発送は極めて簡単に完了しました。アプリにて「発送通知」を押して発送元でやることは全て無事終了。後は購入者に無事届くのを祈るのみです。
現在の段階で「受取通知」は届いてませんが、なんとかクリスマスまでに、メルカリによる物販がどの様なものか体験する「0⇒1」は(ほぼ)達成です。
見える景色は以下の様に変わったと思います。
|まとめ:『メルカリ』
メルカリは物販を学ぶのにとても良い実践の場
今回メルカリにおける物販のチャレンジしてみて改めて「やっぱり物販は向いていない(あわただしい)」と感じます。「クリスマスまでに」を意識しすぎたせいでしょうか。それでも良かった点としては
- 一連のメルカリにおける物販の流れを実践を通して体験できた(0⇒1達成!)
- 断捨離が流行る中、不用品を処分するルートを確立できた
- 子どもにも教育を兼ね逐一状況を共有、子どもは何だかワクワクしていた
実際、メルカリは使いやすく革新的な部分もあり、素晴らしいシステムであると思います。『新しい日常』では、気軽にモノを売ることができる手段(道)を持つことは、多様な収入源となると伴に商売のスキルを磨く実践の場を持つことでもあり、とても重要なことだと思います。
さて、今宵はクリスマス。
クリスマスまでにの目標を達成したかったのには別に理由がありました。それは、
「メルカリします!」
「メリークリスマス!」
以上
だじゃれと地球を愛するTwitterフォロワーKさんに捧ぐ
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