『新しい日常』へのシンプルなアプローチ

変化の大きな時代、健在化する様々な問題に対して『新しい日常』につながるヒント(⁈)を共有します

『新しい日常』オンラインベースに立つ、それでこそAIも活きる

つい昨日(2020.12.22)、
「大手コンビニエンスストアで、今までは店舗の裁量に任せていた仕入れ数量において、AIを活用することで、食糧廃棄ロスの低減につなげる」
と言ったニュースを耳にした。

なるほど、世界ではサバクトビバッタ等で食糧危機に直面している国もある、日本でもいよいよデータ管理が得意なコンビニでAI活用に至り、食料ロスの改善を図るのかと思っていたが、

今朝のニュース(2020.12.23 モーニングサテライト)で中国の動向に度肝を抜かれた、そんな衝撃的なニュースがあった。

中国TechNo.8、潜入!AIが運営するスーパー」と称された内容は、中国における技術動向を紹介するシリーズである。

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中国のAIオンラインスーパー”フーマーフレッシュ”

今回紹介された、中国のスーパーマーケット(フーマーフレッシュ)は、リアル店舗がありながらオンラインをベースとしており、オンラインにデータを集約することにより、AIを活用したサービスを効果的に作用させているところに「新しい日常」への学びがあると考える。

7割以上がオンライン売上であり、コロナを機にこれまで利用が少なかった高齢者の利用が伸びている、といった点も注視するべきポイントではなかろうか。

繰り返しとなるかもしれないが、

  • AIはデータがあって学習する人口知能である、データが多く集まるところはオンラインであり、オンラインにデータを集めるべきである。
  • また、AIは人間が時間を掛けても処理できない様な莫大なデータを短時間で処理し提案を与えてくれる、AIは活用するべきパートナーである。
  • よって『新しい日常』においては、「オンライン」にも立ち位置(視点)をしっかり置くこと

が大切なアプローチの一つであると考える。

-以下に上述のニュース内容におけるポイントを抜粋し共有-

・“フーマーフレッシュ”はアリババが21都市で展開する、新鮮な魚やエビを生け簀に入れた状態でも売っているスーパーである。

・新型コロナ以降、海外から輸入された海産物や肉類にPCR検査を実施していたり、商品につけられたQRコードをスキャンすると流通履歴が全てわかるトレサビリティ管理を徹底していたり、リアル店舗としても優秀なスーパーである。

・最大の特徴は「最短30分間で届けます」が売りの、独自アプリによるオンラインでの買い物をメインとするスーパーであり、売上の7割以上がオンライン販売で占めている。

・アプリにて注文、オンライン決済が完了すると、最寄の店舗から配達される仕組みであり、3km以内であれば配送料は無料。

・多い時間帯では1時間に1000件の注文に対応できる。

・注文後、店舗内での作業時間は人海戦術と自動化で効率よく役割分担し、トータルで12分間、時間短縮を図るために3つのパートに分けている

<パート1>:商品ピックアップ(目安4分間)

・店内の売り場のいたるところでスタッフが携帯端末と運搬用の袋を手に待機。

・オンライン注文が入ると各売り場のスタッフの端末に一斉に指示が入り、足早に商品ピックアップに動き出す。

<パート2>:バックヤードに運搬(目安4分間)

・スタッフは商品を集めた袋(無線チップ内蔵)をリフトに載せ、後は自動でレール搬送され、最短ルートでバックヤードへ運搬される。

<パート3>:商品の梱包(目安4分間)

・そして、デリバリー(注文から最短30分で届く)

・配送ドライバーが使うのはアリババが開発した独自の地図アプリ。

・AIが、道路、天気、客の場所、注文の数を判断し、最小の配達員で、出来るだけ多くのモノを、スピーディーに配達できる方法指示する。

・AIは店舗運営においても、仕入れ量の判断等役割を果たしているが、オンラインをベースとした独特のサービスとして、AIが買う見込みの高い消費者に向けてタイムセールスを提供するといったものがある。

・具体的には、在庫(売れ残り)情報とアプリ閲覧中の消費者の情報から、過去の購買履歴等を参照し、自動的に(特売の)商品情報を送る。

・このシステムにより、生鮮食品である、乳製品やたまご、野菜など多くの商品でその日の売り切りを実現している。夜を超えたお肉は売らない、がモットー。

・こうした施策ができるのも、オンラインを中心としたビジネスの強みであるという。

・オンラインをベースとすることで、全ての注文はデジタル化され消費者の購買履歴や好みもデジタル化される。

・消費者の需要から必要な新商品(プライベートブランド)の開発が絶えずできる。

◆AIスーパー日本での普及の可能性、日本で通用するのか日本でできるか?

・生鮮EC、日本では実店舗がベースとなり、オンラインもやっている、というスタンスであるのに対して、

・フーマーはオンラインがベースとなっており、そもそもの設計が異なる、オンラインでの利便性を徹底的に追求している。

・日本では、できる部分とできない部分があると考えられる。

・AIを使った客の需要予測やタイムセールはできるかもしれないが、商品をピックアップするスタッフや配達員として膨大な人員を抱えており、賃金の安い地方の出稼ぎ労働者を雇って成り立っている。

・中国ではコロナを機にこれまで利用が少なかった高齢者がオンラインスーパーを利用する様になった

・フーマーは現在7割以上がオンラインの割合を占めているが、来年には上海や北京では9割に達すると予測している

以上

 

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