せっかく苦労して、その時点での問題解決が図れたとしても、「一時的」な効果しか得られないものだったり、想定外の大きな状況の「変化」は別としても、多少の「変化」でその効果が維持できなくなる様なことになれば、それは非常にもったいない話である。
「新しい日常」に向けた問題解決においては、一時的なモノではなく、多少の「変化」に耐えうる「持続可能である」解決を意識することが大切であると、最近のニュースを見て痛感する。
少なくとも、「一時的」に見える解決策は、「持続可能である」状態に向けた、全体像に対して、どういう位置づけであるのか、はっきりさせる必要がある。
例えば、ワクチン開発においても、「現在の」ウィルスに対するワクチンが、早くて1年後に完成したとしても、また別の新しいウィルスがやってきて感染拡大したら、政府はまた、スペイン風邪が流行した100年前と同じ方法で、外出自粛要請と休業要請を出し、その別の新しいワクチンが開発されるまでの1年間を、今回の第一波の時と同様に国民が耐え凌ぎながら待たないといけないのか?
ワクチン開発自体も重要であるが、いかなるウィルス(感染症)が発生しても「感染拡大しない(しにくい)」かつ「発生したモノは速やかに撲滅できる」体制を整える方がより重要であり、急務と考える。少なくとも、最優先でパラレル進めるべきである。
それでも、多少は、人と会うこと(外出)を回避すべき期間は生じることが考えられため、その状況に耐えうる体制を整えておくことが、併せて重要と考える。
「Go To キャンペーン」が無意味とは言わないが、その位置づけを明確にし、本質的には何をしようとしているのか、政府は示す義務がある。
仮初の対策だけで、貴重な資源(人材や時間やお金)をムダに費やし、本質に手が回っていない様に感じることが残念である。
このような政府に依存しすぎること自体が問題であり、リスクとなってきている。
これから、少なくとも想定可能な変化(リスク)に「柔軟に」かつ「速やか」に順応できる様、「個人でできる」解決すべき問題は果たして何か?
個々で考え、自分に必要でかつ適した「持続可能である」「新しい日常」を模索していくことが重要である。
以上
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