会社で上司から ”早く「OUTPUT」を出せ” と言われることはよくあるのでは?
さて、その上司の言っている「OUTPUT」とは果たして何か?
その上司がそのまた上司から言われている「OUTPUT」を意味しているとしたら、その部下は悲惨である。
会社の中における、上司と部下において、最終目的は同じところにつながっていても、それぞれの立ち場、立ち位置で、果たすべき役割は異なり、目標やそのための手段は異なるはずである。
本来であれば、上司は自分の目標を達成するために必要な要素を整理(構造分解)し、その各要素が満たされる様、部下にそれぞれの役割を与えるべきであると考える。そして、そこには部下の育成の意味合いが込められるべきである。
上司の役割は大きく2つ。「業務マネジメント」と「部下の育成」であり、ITが進歩し働き方の改革が進むにつれて、今まで重要視されてきた「業務マネジメント」よりも「部下の育成」の方が益々重要になっていると考えられる昨今では、上から言われたことをそのまま落とす上司の存在は不毛である。
逆に部下側としては、上司の言う「OUTPUT」が何かをよく認識できないと、時間が経過した後に、上司の言っているのとは違ったことに時間を費やすも、上司の意図には合っておらず、時間を浪費し進捗も遅れるといったダブルパンチとなる。
この様な、恵まれない上司に出会った話はさておき、自分で何か目的を達しようとするときに、自分にとって必要な「OUTPUT」は何かを良く認識し、意識することは、自分のためにとても大切なことであると考える。
例えば、何か大きな目的(夢や希望)があり、それに向かって熱心に学んでいる人がいるとする。この人にとって「OUTPUT」は何であるべきか?
「学び」におけるプロセスフローとしては、
▶学ぶ⇒行動する⇒結果を出す⇒継続する(持続する)
▶学ぶ⇒行動する⇒結果がでない⇒改善する(を継続する)⇒結果がでる⇒継続する(持続する)
▶学ぶ⇒行動する⇒結果がでない⇒やめると判断をする
全てのプロセスフローの各要素(ポイント)にて、「OUTPUT」は発生する。
◆学びの後に、学んだことを整理する
- ヒトは忘れる生き物であるため、忘れない様に書き留める
- 謙虚にそのままを書き留める
- 咀嚼して、自分の言葉で書き留める
- 行動に移すために、自分の状況に必要なことをピックアップし、自分のプランを組み立てる
◆学びを行動に変える、行動を起こす
- とにかくやってみて、経験する
- 結果が出ずに失敗する
- 失敗を反省し改善の行動にうつる
- 自分の求めているものと違うことを認識して止める
◆結果を出す、結果がでる
- 結果がでて成功する
- 目標の数値を達成する
◆維持する、発展する
- 成功した状態を維持できる様に仕組み化、システム化する
- 習慣化する
この様に「OUTPUT」と何気なく言葉にしていることを指すものが多数あるが故に、一生懸命やっていればやっている程、本来自分の目的(夢や希望)に必要な「OUTPUT」を見失いがちである、そんな風に感じられる光景が時々見られる。
そこで、本来の「OUTPUT」からズレてないか、時々見直す必要がある。
人は忘れる生き物、見直す時に「えーっと、どんなプランだかな?」とならない様に、書き留めておくとよい。
自分の目的を明確にし、そのために必要な要素を構造分解した、「実行計画」と言ったり、人生の羅針盤である「価値観マップ」と言ったり、夢や希望を具現化した「ゴールのイメージやビジョン(図)」であったり、書き方や表現の仕方は何でもよい。
人は忘れる生き物であるので、忘れること自体は恥じることではない。
むしろ、学びや行動や改善に集中するために忘れる方がよいかもしれない。
いづれにしても、本来の「OUTPUT」見失わないために
「計画を立て、チェックポイントを置いて、振り返る」
そんな仕組みを準備しておくと安心である。
以上
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