直近の感染者数急増の状況になって、また「PCR検査数が少ない」ということが問題になっている。
コロナウィルスの感染有無を確認するための「PCR検査の流れ(プロセス)」として想定されるのは以下である。
「検体採取」→「検査機関への検体輸送」→「検査準備」→「検査」→「判定」
ポイントは単工程ではないことである。
一時期、韓国での検査体制の映像を目にした人達の間で「検査キャパを上げるために、ドライブスルー方式を導入するべきだ」の様な議論で盛り上がっていた。
確かにドライブスルー方式であれば、ソーシャルディスタンスがとれ、公共交通機関を使わないで移動してくるので、感染拡大という一面では効果があるかもしれない。しかしながら、「検体採取」がプロセスが全体のOUPUTを押し下げる要因となってなければ、OUTPUTを上げる効果はない。
ニュースで聞く限りは、「検体採取」のキャパだけでなく、「検査試薬の確保」や「マスクや防護衣といった医療備品の確保」、また、実際に「作業をする人のスキル(人材)」等の問題の様である。
ここで問題なのは、その全体像がはっきりされてないまま、議論がされていることと考える。
「ザ・ゴール」という書籍がある。エリヤフ・M・ゴールドラット著の、全体が黄色いカバーで覆われた書籍である。ページ数は500ページを超える分厚い本であるため、これ自体を読み込むのは大変であるが、コミック版があり、これであれば容易に読破できる。
内容を、シンプルに言うと、当たり前のことであるが、プロセスの全体を見直し、「ボトルネック」を見つけ、そこに先ず手を打たずしてOUTPUTは上がらない、ということが説かれている。
モノづくり等で、工程全体のOUTPUTが問題として扱っている方には、ぜひ一度、目を通すことをお勧めする。
以上
最後までご覧頂きありがとうございます
↓ポチっとして頂けたらうれしいです
<関連情報へのリンク>
www.wisdom-tolive-positively.com