「暑い中すみませんね」「いいえこれも仕事ですから」
地元の警察の方は丁寧な感じで現場検証の対応をしてくれました。暑い夏の苦い経験、クルマでの事故時の記憶です。(詳細は後述)
さて、マンションを購入した時に敷地内駐車場の抽選が外れたのをきっかけに、クルマはタイムズカー(旧タイムズカーシェア)のカーシェアに切り替えました。利用始めてそろそろ10年位経つでしょうか。
本記事では、カーシェア歴10年超の小生が利用するタイムズカー(旧タイムズカーシェア)のカーシェアリング及び警察官にお世話になったひと夏の小さな事故(事故紹介)についてシェアしたいと思います。
結論としては「オンラインでどこでも気軽に予約、家計のコストダウンにカーシェアも未来の選択肢」です。
―目次―
|『タイムズカーのカーシェア』知ってますか?
マイカーを持つと何かとコストが掛かります。変化の大きな世の中、家計が厳しくなってくると「まあいいかー」とも言ってられません。
これらクルマに関わるコスト的な問題を解決できる手段の一つがカーシェアリングと考えます。小生が利用しているタイムズカー(旧タイムズカーシェア)では、
- 【カード発行手数料】1,650円、クルマを利用する時に車のロックやロック解除で必要となるカード
- 【月額基本料金】880円、クルマを利用すると880円分が利用料として無料に
- 【利用料金】15分間 220円~(車種により3分類)、基本ガソリン代込み、但し6時間以上の利用の場合には、距離料金が課金(16円/km)
(2021年11月20日現在、詳細はホームページにてご確認下さい)
登録時に必要となるのは、有効期限内の運転免許書、クレジットカードくらいでしょうか。自宅の周辺にタイムズのカーシェアサービスがあれば、コストメリットを見積もり、利用を検討してみる価値はあると思います。
キャンペーン等でカード発行手数料や数か月分の月額基本料金が免除になることもある様です。登録が完了しカードが届けば、あとは利用したい日時をオンラインで予約するだけで、煩雑な手続き不要。また、基本全国にあるタイムズカーのクルマがシェアできます。
▶以下、補足説明です
- 【給油について】利用時にクルマのガソリン残量が少ない場合には、利用者がガソリンを補給します。社内に給油用のカードあり。また給油(所定の量以上)をすると15分間の利用料が無料となります。給油は手間ですが、上手くいけば少し時間を稼げるかも知れません。よく考えられたシステムだと思います。
- 【開始予定時間について】若干タイミングずれることもありますが、予約した利用開始時刻の15分前からロック解除ができる様になります。乗車時の準備時間(シート位置、ミラー等の調整とか)を考慮してくれているのかも知れません。うまく予約をすれば少し時間が稼げてお得になります。ちなみに我が家では、毎回、家族が出掛ける準備が遅れるため、その度に何度も利用開始時刻の変更をして、14分前頃にパーキングに到着できる様に微調整しております。
- 【返却予定時間について】予定時刻に対して遅れるのは何かと面倒です(あとに予約が控えている場合には連絡が必要)。しかしながら早めに返却する分には問題なく返却した時刻で精算してくれます。小生は交通状況によって遅れる可能性も考慮し、予約時には返却予定時刻を少し余裕ある遅めの時刻に設定しています。返却予定時間のすぐ後に他の人が予約を入れるケースもあり、ぎりぎりの時間帯で区切られると何だか焦ってしまうので、心のゆとりを考慮してのことです。
|『タイムズカーのカーシェア』メリット/デメリット
続きまして小生が実感するタイムズカーのカーシェアリングのメリットとデメリットを紹介します。
<タイムズカーのカーシェアメリット>
▶クルマに関わるコストが抑えられる
冒頭にも書きましたが、駐車場代、車検、保険、税金等維持費が抑えられるのは大きいですね。
▶色々なクルマに乗れる
昔はMAZDA車が多い感じでしたが、現在はメーカーも車種も様々。クラス(ベーシック、ミドル、プレミアム)により費用は変わりますが、軽自動車からミニバン、ワゴン、SUV、又ガソリン車の他にハイブリッド車等、色や形も含めて色々な車種に乗れるのが良いですね。小生はミドルクラスのシエンタを利用することが多いです。
車種に関しては、タイムズカーホームページのこちらもご参照下さい。
▶予約はオンラインで簡単、面倒な手続きは不要
レンタカーの様に紙の書類に必要事項を記入して、車体の状態を店舗スタッフと一緒に確認(返却時も変な言いがかりをつけられないか不安)、店舗が閉まる20時まで返却しないといけない、といった面倒な手続きや時間的な制約はありません。
▶盗難に遭う不安や心配がない
最近もニュースでたびたび目にするクルマの盗難。自分のクルマでないことから盗まれるという心配や不安は全くありません。
▶複合的な使い方ができる(電車移動+カーシェア)
全国のタイムズカーが利用でき、また比較的、駅周辺にあることが多いので、渋滞や長距離運転を回避するべく、目的地の最寄駅までは新幹線や電車を利用して移動し、そこからカーシェアで細かな移動をするといったことも可能。今年の夏に静岡県伊東に行った時にはその方法で快適に旅行ができました。小生の様に長距離ドライブが苦手な人にはオススメですね。
<タイムズカーのカーシェアデメリット>
▶シートやミラーの調整が毎回必要
クルマのシートの高さやバックミラー、ドアミラーの角度調整は毎回必須の作業。時間をかけて自分のベストな位置に調整する様なこともできないので少し面倒に感じます。
▶休日・好天気では予約が取りにくいこともあり
みんな考えることは同じ、天気が良ければ出掛けるもの。週末、祝日がつながる連休時に天気の良い日が重なると、お気に入りのクルマが予約できなかったり、下手すると近くのパーキングでクルマを予約できないこともあり。予定を立てたら早めに予約しておくことがポイントです。
▶コロナ過、誰が乗ったか少し気になる
新型コロナが始まった当初はすごい気になりました。「感染した人が咳をしながら運転していたらどうしよう」と思い、乗車時にはアルコール付きのペーパータオルで人が触れそうな箇所を念入りに拭いたり、白い手袋にポリエチレン手袋を重ね運転したりしました。今ではそれほど気にならなくなりましたが、ただ運転した後には手をアルコールスプレイで消毒する等最低限の対策する様に気を付けています。
|事故に遭ったらすぐ連絡を、利用時には安心補償サービスも
あれは、暑い夏の苦い経験です。
2021年夏、なかなか出かける機会も少ない中、息子と一緒に屋外プール(少し遠出)にクルマで出発(タッチ&ゴー)。
屋外プール場に着き、駐車場にクルマをとめる時に後ろにあったポールに気づかずバンパーをぶつけてしまう。実際にはぶつけた時には気づかず、屋外プールで水遊びを楽しんで戻ってきた時にクルマがポールに当たっているのに気づく。
「まさか」
と思い少しクルマを前に出してみると、うっすら凹みを確認。
「あちゃー」
言い訳ではありませんが、その駐車場には車止めがなく、奥行きが浅い駐車場でした。前が飛び出ない様にきっちり入れようとした結末です。周りを見渡すと、駐車スペースの後方にあるほぼ全てのポールが傾いていました。車止めの無い駐車場要注意です。
不幸中の幸いか、駐車した時に気づかず良かったです。おそらく動揺してプールで楽しむどころではなかったかと。
自分のクルマなら我慢できる程度でしたが、そこはカーシェア。後ろのバンパーをのぞき込む姿もドライブレコーダーで記録されてるだろうし、後々になって何かもめるのも嫌だと思い、車内に記載されていた事故時の緊急連絡先に電話を掛けました。
小生は少し緊張しましたが、電話先は冷静で「お怪我はありませんでしたか?」に続けて一通りの状況をヒアリングすると「以下の事をして頂ければ結構です」と。
- 警察を呼んで現場検証してもらう(事の大小に関係なし)
- 警察署の名前と担当した警察官の名前を控えて連絡
- ペナルティ20,000円、後で自動的に引き落とされる
- 走行不能の場合にはレッカー代としてプラス30,000円(今回は非該当)
20,000円の意味合いは、その後修理等でクルマがシェアカーとして使用できなくなる補償とのこと。20,000円の出費は痛かったですが、後から揉めてもっと大変な労力なり時間ロスがうまれる可能性があった、またいつまでももやもやした気持ちで過ごさないといけないと考えれば、これで済んでよかったです。
また一緒にいた子どもにとっても、警察に連絡して、現場検証等の作業をみられたのはいい社会勉強になったのではと思っています。その後しばらくは駐車場にクルマを停めるのがトラウマとなったのは言うまでもありません。
今回の事件で再認識できたのは、事故に遭う事は自分の注意だけでは避けられないこともある(注、今回は自己責任です)。例えば、道路にくぎが落ちており、それを踏んでパンクし走行不能になる事故が起きる、等。
今まで10年間たまたま無事故に済んでいたので全く意識してなかった「安心補償サービス」。この日以降必ずこのオプションを選択することにしました(予約時に選択が可能)。一回の利用につき330円で事故やタイヤ破損時などのお支払いが免除になります。
|まとめ
オンラインでどこでも気軽に予約、家計のコストダウンにカーシェアも未来の選択肢
新型コロナから経済活動が再開、また脱炭素社会を進めようとする動きに反して、燃料の価格が高止まり。ガソリン価格の高騰や電気代の高騰、また賃金の上がらない日本社会においては、益々家計は圧迫される状況下にあり、今後、家計のコストダウンは避けて通れない状況にあると考えます。
またクルマのEV化(電気自動車化)も進んでいく中で、クルマとどう付き合うか?検討するタイミングは遅かれ早かれ必ずくるでしょう。
現状タイムズカーのカーシェアでは、主力車はまだガソリン車ですが、EV車が普及されていけば*2、とりわけ首都圏及びその近郊都市では”クルマはカーシェアで”と検討する家庭も多くなるのではないでしょうか?(小生は単にマンションの敷地内駐車場の抽選から外れたのがトリガでしたが)
オンラインの時代、テレワークが進むことにより働き方や住む場所の自由度も上がってきます。ライフ&ワークスタイルが大きく変化していく『新しい日常』において、クルマ生活の一つの選択肢としてカーシェアという形を小生の ”暑い夏の苦い経験” と伴に頭の片隅にでも置いて頂ければ何よりです。
以上
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