一つより二つがいい(デュアル=2つ)
パソコンで作業をする時にモニターが一つであると不便な時がある。
ウェブ検索画面、ワードやエクセル画面、YouTube動画、各種アプリケーション(MindMeister, WordPress)等、複数のウィンドウを開いて作業する時に、1つのモニターでは一回一回切り替えたり、ウィンドウのサイズを小さくして並べてみたり。
最近はテレワークの機会が多いので、どこでも持ち運べ作業ができることが利点である「ノートパソコン」を使うことが増えた。デスクトップパソコンと比べてモニター(ディスプレイ)サイズが小さめということが上述の作業の不便さを助長しているかも知れない。
ふと「モニターが二つあればいい」と思い、できればこのテレワークのご時世「持ち運べる方が尚いいのでは?」と思い調べたら『モバイルモニター』(※ポータブルモニターやモバイルディスプレイとも呼ばれる)なるモノが見つかった(間もなく購入に至る)。
本記事では小生が購入した『モバイルモニター』に関して紹介する。
―目次―
- 『モバイルモニター』で快適になったPC作業環境
- モバイルモニター(EVICIV製 13.3インチ)を選んだ理由
- ノートパソコンはMicrosoft製 Surface Laptop3
- USBタイプC(USB Type-C)がEUの標準に⁈
- まとめ
『モバイルモニター』で快適になったPC作業環境
パッと見て頂き一番重要な点は、モバイルモニターがノートパソコンとUSBタイプC(USB Type-C)のケーブル接続でシンプルに使用できること(モバイル製品はシンプルに使えるのが一番)。
モバイルモニターの選定でどれがよいか調べる段階で、「USBタイプCの接続で簡単につなげて使用できます」と説明された後に “ごにょごにょ” 注釈があり「パソコン側のUSBタイプC端子が電源供給としても使えるか?メーカーにて仕様をお問合せ下さい」とあったのが気になった。
- USB3.1 Gen2 Type-Cケーブルで接続することにより、映像出力と給電がケーブル1本で行われます
- Type-C端子がオルタネートモードに対応している必要
小生が使用しているノートパソコンはMaicrosoft製。一度この件に関してサポートセンターに問合せ(電話)してみたが「ご購入の製品のシリアルナンバーを入力してください」とか「Q&Aをちゃんと確認しているか」とか聞かれ、イライラしているところにダメ押しで「有料サービスがあるのでそれを利用しますか」ときたので諦めて電話を切ってしまった。
そこでノートパソコン側のUSBタイプC端子がモバイルモニターで必要とする機能を満たしているかどうか確認できないまま「エイ、ヤー」で購入に至る。最悪はケーブルのタコ足配線で使えるだろうと覚悟した上であったが、結果としてケーブル一本で繋ぐことでデュアルモニターにて作業できることに。
デュアルモニターによるPC作業は想像していた通りに快適。“今まで面倒な作業”が改善したことを感じるのに時間はかからず。モニターを2つにしたからといって、生産性が倍になることはないが、気分的な心地よさは2倍以上。
メリットと感じる心地よくなった具体的な作業例としては、
- 学び系のYouTube動画を観ながらワードやエクセルで作業
- ワードで下書きした原稿をWordPress(ブログ)に移す作業
- MindMeister(マインドマイスター)で頭の整理をした内容を基にワードやパワーポイントに書き起こす作業
- Wordやエクセルを組み合わせて2つのファイルでする作業
今まで一回一回画面を切り替えてしていた作業や、狭い画面に2画面を表示させていた作業(画面上の文字が小さくなると老眼には辛く、大きくする全体像として捉えにくい)が改善。
「文字を小さくせずに一視野で目に入る情報が増える」というのは実際の作業性だけでなく、気分的にいいですね。
デメリットとして感じることは特になし。但し、まだ不慣れであることから「違和感」として感じる点はいくつかあり。
- パソコンの画面が横に広がることにより増えたマウスの移動量
- マウスがどこにあるのか(どちらのモニターにあるのか)見失いがち(特に境界線付近にて)
- モニター毎に、画面のサイズや表示の質が微妙に変わる。(微妙に違うだけで画質自体はOKレベル)
他に
- もともと持ち運ぶことも想定していたが、実際にカバンに入れてみると、運べないこともないが、やっぱり重いと感じる ⇒ 基本的には家の中での使用をメインとすることに
「だったら普通の大きなモニターの方がいいのでは?」という声があがりそうであるが、コロナ禍、緊急事態宣言等で子どもがオンライン授業(分散登校等)になる場合には家族皆在宅となることもあり。優先的に子どもに環境の良い作業場がとられるため、家の中での移動できることも必須。その点で「モバイル」という特徴は個人的にはメリットである。
モバイルモニター(EVICIV製 13.3インチ)を選んだ理由
Amazonランキングに「ディスプレイの売れ筋ランキング」があり、見てみたところ、一般的なディスプレイが上位を占める中、モバイルモニターがいくつかランクインされていた(2021年10月4日現在)。
- 3位 EVICIV製 15.6インチ
- 18位 NORSMIC製 モバイルモニター 15.6インチ
- 23位 I-O DATA製 モバイルモニター 15.6インチ
- 37位 EVICIV製 13.3インチ
- 50位までに他のモバイルモニターなし
購入目的が持ち運びやすい(少しでも軽い方がいい)、また自前のノートパソコンと同じ程度の画面サイズがいい、と考えていたことから、EVICIV製(13.3インチ)のモバイルモニターを選定。
- メーカー:EVICIV製
- モニター種:モバイルモニター
- 画面サイズ:13.3インチ
- 本体重さ:約624g
- 価格:18,980円(3000円クーポンが使用でき15,980円に)
USBタイプCの端子位置の相性(ノートパソコン左側、モバイルモニター右側)もよし(たまたま?)
購入前、Amazon等に載っている情報でよくわからなかったのが「付属のモニターカバー」。思ったよりも薄い板で覆われており、例えるなら、海苔が巻いてあるおかきの糊みたい。モニターの背面側上部が軽い磁力で接着しており、カバー自体がモニターのスタンドにもなる、よくできている感じ。
ノートパソコンはMicrosoft製 Surface Laptop3
小生が使用しているノートパソコンは
- メーカー:Microsoft製
- ノートパソコン種:Surface Laptop3
- 画面サイズ:13.5インチ(スクリーン縦横比 3:2)
- 本体重さ:1,288g
- 価格:151,580円(2020年1月 大手家電量販店Yで購入)
※現在の同シリーズの最新製品はLaptop4、またLaptop2まではUSBタイプCの端子は無し
上記、Microsoftの問合せに対する対応は残念であったが「Microsoft製 Surface Laptop3」は今まで使ってきたノートパソコンの中では一番のお気に入り。
画面の縦横比が3:2であるのがお気に入りの理由の一つ。モニターは新しいモノになるとフルハイビジョン規格に合わせた16:9の横長な画面であることが多いが、実際のモニター上での作業は上下に画面をスクロール(動かす)する作業が多いため縦の比率が大きい方が使いやすい。
USBタイプC(USB Type-C)がEUの標準に⁈
電子機器に使用されるケーブルのコネクタの一種である「USBタイプC(USB Type-C)」。あまり認識ない方も多いかも知れませんが直近以下のニュースを耳にしました。
EU スマホの充電器端子「USBタイプC」に規格統一へ(2021年9月24日 6時52分)
【出典】NHKニュース
”EU=ヨーロッパ連合は域内で販売されるスマートフォンなどの充電器の端子について廃棄物を減らすため「USBタイプC」と呼ばれる規格に統一する方針を発表しました。
(中略)
EUは規格の統一によって年間2億5000万ユーロ、日本円で320億円余りを節約でき、年間およそ1000トンの廃棄物の削減につながるとしています。法案が成立すれば業界が対応できるよう2年間の移行期間が設けられます。”
プラスチック等を含む廃棄物を減らす(有限な資源を大切に使う)ためという視点がEUらしさを感じるニュース。
確かに電子機器毎に規格の異なるモノ(充電器系の周辺機器等)を消費者側が揃えないといけないというのは資源ロスと言えるかも知れない。大手家電量販店等で並ぶ充電器系の周辺機器群を見ると「資源ロス」感は想像に難くない。また消費者側にとっても、統一されることで電子機器のメーカーにかかわりなく同じ規格の充電器系の周辺機器が使えるのは便利である。(独自の規格を持つアップルの反論は気になるが・・・)。
まとめ
デュアルモニター(2つの画面)でパソコン作業を快適に。
本記事では、実際に購入してみて分かった事を中心に「モバイルモニター」(※ポータブルモニターやモバイルディスプレイとも呼ばれる)を紹介。
2つの画面で生産性は2倍とまではいかないが、快適な作業環境による小さなストレスの多くが解消できたことから満足のいく選択であった。
『新しい日常』において、これから定着すると思われる “テレワーク” でのノートパソコンの作業を快適にする上で、「モバイルモニター」を検討される方の参考になればうれしいです。
以上
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