「文章はシンプルに」
“「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。藤𠮷豊 / 小川真理子 文道(日経PB)”
という書籍の中のランキングで堂々1位に輝いた、文章のプロ「共通のノウハウ」である。
この本は、小生のブログのメンターである“YouTubeチャンネル「ウェブ職TV/なかじ」”のなかじさんも絶賛している。
文章に関する著名な書籍100冊を、著者が丹念に読み込み、ランキングした40位までの「文章のノウハウ」が順番に解説されている。
本を読むのが苦手な人でも「大事なことから順次効率よく学べる」という点で素晴らしい仕組みともいえる。
小生がこの本を読んで思ったのは、40位までのノウハウの中に「文章はシンプルに」に関わる内容が多くあること。
そこで「文章はシンプルに」という“プロが大切と考える一番のノウハウ”に集約する形で、シンプルに整理できないか試みた。
―目次―
|『個の時代』で必要とされる「文章を書くスキル」
|「100冊+2冊=102冊」も、本質は変わらず
|「文章はシンプルに」にノウハウを集約する、という試み
|まとめ(『個の時代』に必要な文章を書くこころ)
|【追伸】『個の時代』のメンターとは
|『個の時代』で必要とされる「文章を書くスキル」
さて、小生はこれからの時代は『個の時代』になると考える。
個人のスキルや能力を活かす時代である。
この時代において「文章を書くスキル」は大切である。
一般的にいえば、手紙やメールを書く、また、仕事などにおいて報告書や打ち合わせ等で議事録を書く。
小生が「文章を書くスキルが大切である」と考える理由は次の2つ。
一つ目は、人は忘れる生き物である。
大事なこと(情報)は忘れる前に書き留める(記録しておく)のがよい。
書き留めることによって、その大事なこと(情報)をただ忘れないだけでなく、それをベースにより高度なこと(情報)に昇華するかもしれない。
過去に、書き留めることをしないがために、いざ必要となった時に思い出すまでに時間が掛かる、場合によっては二度と思い出せないといった、ロス(損失)を経験してきた。
これは忘れたのが悪いのではなく、書き留めなかったのが問題であったと考える。
二つ目は、『個の時代』で生きていくためには、価値観の合う仲間とつながるべきである。
間違っても孤立してはいけない。
そのために、オンライン上のSNSやブログ、WEBサイトでの「自己発信」が大切となる。
上述の2つの理由では、いずれも、文章を書く必要がある。
「のちの自分を含めた読者」が正しく理解できる様、わかりやすく書いてあげるのが親切である。
|「100冊+2冊=102冊」も、本質は変わらず
“「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。藤𠮷豊 / 小川真理子 文道(日経PB)”
の文末にある100冊の書籍リストを確認したところ
知っているのは5冊程度だけであった。
逆に、そのリストに含まれていないが知っている(気に入っている)本が2冊。
101冊目
学生の頃(四半世紀程前)に購入した本である。
最近ブログを書く様になって見直しているが、面白い。
外山滋比古さんといえば「思考の整理学」で有名である。
100冊の中には、「思考の整理学」と「知的文章術 誰も教えてくれない心をつかむ書き方」の2冊が含まれていた。
ゆえに省かれたのだろうか?
外山滋比古さんの文章は知的なユーモアがあり、構成がしっかりしているので、いずれも読むことが「文章の学び」になる。
102冊目
「新しい文章力の教室」唐木元著(impress)
これは最近手にした本であるが、記事を書く仕事をする会社での社内教育ノウハウというだけあり、丁寧でとてもわかりやすかった。
ここで重要なことに気がついた。
この2冊を加えても「文章のプロに共通するノウハウ」はほぼ変わりない。
ゆえに
“「文章術のベストセラー100冊」のポイントを1冊にまとめてみた。藤𠮷豊 / 小川真理子 文道(日経PB)”
の本の成果が改めて実感できる。
|「文章はシンプルに」にノウハウを集約、という試み
目的は、先にも述べたが「文章はシンプルに」という“文章のプロが大切と考える一番のノウハウ”に他の関連ノウハウを集約しシンプルにまとめることである。
文章を書いた後「推敲」をする時に、気になったポイント(読みにくい、読んでつまずく、何かしっくりこない)を改善するための「ガイド」として役に立つこと、を期待している。
こんな形で整理を試みた。
まずエクセルを用いて、図の様な表をこしらえた。
左側にランキング項目を並べる(1~40位)
ランキング項目を分類する視点を上側に並べる
ここでは
シンプル(共通する軸)
伝えたい(筆者の思い)
読みたい(読者の思い)
読み易い(読者への思い)
書く準備(筆者の心構え)
の5つに分類した。
分類の割り振り作業においては、小生の感覚である。
そして、分類されたものから「シンプル群」として整理してみたのがこの図である。
何か文章を書く機会があって「推敲」する段階で、活用される様であれば幸いである。
|まとめ(『個の時代』に必要な文章を書くこころ)
こんな内容を紹介しておいてなんだが、文章を書く機会があるときには、肩ひじ張らずに楽しんで書いて欲しい。
ただ、これからの『個の時代』の中で、SNSやブログ、WEBサイトで自己発信をしていく上で、自分と合う価値観や考え方をもった人に伝わる様にする、一つの手段が「文章をシンプルに」することである、と考える。
「文章をシンプルに」すると伴に、「人に伝えたい」、「読者が読みたい」、「読者が読みやすい(わかりやすい)」、その為に「心構えを学びたい」、と思う気持ちが沸けば、それは「文章を書くこころ」である。
少し意識してスキルアップすることが『個の時代』で生きていく上で大きく役立つ時が来ると考える。
その時までにこれがメンターとなれば幸いである。
【注意】:もともと「高校生の娘に宛てたブログ記事」です。言葉づかいを編集しておりますが、一部表現に不自然な箇所があるかもしれません、ご了承願います。
|【追伸】『個の時代』のメンターとは
本文にも記している「メンター」とは、一般的には、あるニーズに合わせた人の育成にあたり「指導」や「助言」をしてくれる人のことである。
『個の時代』で重要なことは、小生は「YouTubeチャンネル」をメンターにしていることである。
例えば、なかじさんではなく、なかじさんが作った「ウェブ職TV/なかじ」というYouTubeチャンネルが、ブログに関する小生のメンターである。
今は良質な情報が無料で入手でき、学べる時代である。
まずこれを活用しない手はない。
自ら学ぶ姿勢があり、行動力があれば、時間が足りないくらいの学びの場があることを意識して欲しい。
唯一ケアする必要があるとしたら、
「自分に合う、自分に必要なメンター(情報)」
をどう見つけるかである。
案ずることなかれ、SNSでうまく価値観のつながりができれば、自然と答えは見えてくるはずである。
ゆえに、SNSやブログ、WEBサイトを活用し、自己発信し、価値観の合う仲間と、良好なコミュニティをつくっていくことは、大切なことである。
以上