『新しい日常』に向け 問題解決を図っていく、シンプルなアプローチ

コロナウィルスを機に日々の生活に様々な「問題」が顕在化してます。うまく解決していくための一歩を踏み出すシンプルなアプローチを共有します。

『新しい日常』問題解決;要因から課題を抽出する(現場、現象、現物、現状の確認)

 前回、『なぜなぜ』による深堀し作成した「要因の構造分解図」に対して、書き出した内容の検証作業をします。検証作業というと難しい感じですが、

「実際のところ、どうなっているかの確認をしていく」

作業です。

「現場」「現象」「現物」「現状」といった観点でわかったことを書き出していきます。この時に、「実際の場所」、「実際の現象」、「実際のモノ」、「実際の状況」をよく知っている人にヒアリングしたり、また、自ら現場に出向いてよく調べてみたりした結果をできるだけ書き留めていきましょう。

「言葉としてうまく書けているか否か」でなく、後で考察する時にブレが生じない様、き事実ベースのことをきっちり書き留めておくことが重要です。

「現場、現象、現物、現状の確認」が一通りできたら、次はいよいよ、問題を解決するために、具現化しなければならない「課題」を抽出します。

これができれば、この要因が解決するかも」の”これ”を書き出していきましょう。

上記のOUTPUTイメージを添付にて示します。

 

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例えば、なぜ2;満員電車で通勤する⇒なぜ3;出勤時間が同じである

に関する「現場、現象、現物、現状の確認」の記入にあたっては、

・確かに、日本のサラリーマンは朝8時から9時が始業時間である企業が多い。

・そのため、その少し前の時間帯に電車を利用する人が集中する。

・結果として、詰込乗車みたいな現象がおき、満員電車通勤となる。

・多くの人が狭い電車の中に密集するため、人と人の間のソーシャルディスタンスは狭くなり密接(密着)状態となる。

の様なことを考え確認し、書き留めます。

次に「抽出された課題」に関しては

・時差出勤、できれば人が分散する。

・勤務時間のフレキシビリティ、があれば自由な時間に通勤も可能である。

と考え、書き留めていきます。こんな感じで、できるだけ全ての項目に対して、これぞと思われる「課題」ひねり出していきましょう。

前にも言った通り、この作業をしていると、もともとの要因が違っても、課題は一緒になることもあることが分かります。その課題は一石二鳥や三鳥になる、貴重な課題です。

今回の例では、

PCR検査キャパ増強 

・無症状者の抽出(検査への誘導)

あたりがそれにあたります。

 

 

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最後に、「抽出された課題」を頭からお尻までまとめて、重複するものを省いて、その下部に書き出します。

この整理をすることで、はじめに問題として掲げた「感染拡大する」における、課題群が浮かび上がってきます。

 

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今回、問題が少し大きかったため、課題が多く抽出されましたが、これでわかることは、「感染拡大する」という問題に対しては、少なくとも、「テレワーク(在宅勤務)」だけを実現しただけでは(それでも大きな進歩ですが)、本当の意味で解決する可能性は低いということです。ゆえに、思いつきで対応しようとすると、路頭に迷うだけでなく、同じようなことを何度も繰り返すことに陥ることも考えられます。

「抽出された課題」が、適切な課題かどうかは別にして、一度要因とて紐づけした課題ですから、それそれの課題に対して、それぞれきっちり対応していく必要があります。

ただし、各課題の問題解決における「影響度」はそれぞれ異なるため、より「影響度」の高い課題を「優先」して対応することです。

 

その「優先」を推し量る指標が、「現場、現象、現物、現状の確認」の結果であったり、各「要因」とのつながりの多さであったり、「なぜなぜ」の深さであったりします。

リソースはなにかと限られているので、「全部を」「すぐに」「同時に」進めていき、「OUTPUTを出す」のは不可能に近いと思います。

「影響度」を推し量りながら、「優先」順位をつけて、進めていくことお勧めします。

「優先」順位をつけてやっても、課題の難易度や、適切な課題に導けていない場合には、なかなか思う様に結果につながらないかもしれません。

その時は、ぜひ、「この要因の構造分解図」を見直して、結果を「振り返り」新しく分かった情報」による追記訂正をし、次の手を組み立て直す、といったプロセスを踏んでみてください。

このアプローチを続けていくことで、きっと皆さんの問題解決スキルが上がっていくことを信じております。

 次回以降、私が過去の経験上役にたった内容をもう少し補足的に共有したいと思います。

以上